人格障害の特徴と要因

人格障害には、10種類以上もの種類があり、さらにそれぞれがいくつかにパターン分けされています。特にストーカーと関連がある「自己愛性人格障害」と、「反社会性人格障害」にについて傾向や特徴などをみてみましょう。

人格障害の特徴と要因(つづき)

多数の人格障害の特徴は、「人とのコミュニケーション・対人関係が非常に不安定である」という点です。

面識のないストーカー行為で言えば、無言電話をかけてしまうこと、相手が気味が悪いと感じるような手紙を送ること等です。こうした場合、加害者は真正面から対等なコミュニケーションをとろうとしません。

交際関係の後に、ストーカー行為に発展した場合でも、同様なことが言えます。自分と相手との間には適切な距離が無く、自分と相手の関係以外の選択肢を考えません。

「数年前に破局した恋人を忘れられない」という感情を経験したことのある方は大勢いると思います。

しかし、普通なら自分と恋人以外の人間関係や人とのコミュニケーションが上手にできるため、その関係に固着せず、自分自身の中で処理できます。

ストーカー行為に走る場合、「自分は彼女のために生きている」「貴方さえいればそれでいい」という、あまりにも偏った恋愛関係を築こうとするのです。

また、人格障害を抱える人の多くが、幼少期から思春期にかけて育った環境に何らかの不和がある場合が多いとされています。

両親の不仲、離婚、不倫・虐待・過保護・過干渉・育児放棄など、考えられる原因はたくさんあります。

健全で、愛情深い家庭で育てば、正常な人格が育ちます。幼い頃の家庭環境などにジレンマやトラウマを抱えていることが、人格障害の主な原因と言われています。

人格障害と社会性

ストーカーは、精神状態が明らかに異常だとの認識の一方、「精神障害のための犯行」と断定されるのは実に全体の1.5%程度であるとされています。

この非常に低い数字が示すものは、やはり世の中が「社会性」を重視しているためであると言えるでしょう。

ストーカー被害者は人格障害を抱えるケースが多いと思いますが、人格障害はあくまで「精神病とは言えない段階」です。よって、責任能力は充分にあると判断されます。 もちろん処罰も受けます。

夜

いくら人格や精神状態に問題があり、対人関係やコミュニケーション能力が人より劣っていたとしても、犯罪に走る人間は少数派です。

ストーカー加害者の中に人格障害が隠れていたとしても、加害者が被害者に「好意」や「執念」を持ったことは事実であると言えます。社会性よりも、自分自身の欲求である「好きだ」という気持ちを優先した結果がストーカー犯罪です。

人格障害は、非常にレベルが広範囲であることも事実です。ストーカーを始めとする様々な犯罪を犯す人のように、人格が明確に歪んでしまう場合から、変わった性格だな..という印象を受ける程度の場合まで、非常に多くの人が、何かしらの人格障害の要素を持っていると言えます。

人と接するのが苦手、細かいことにこだわる、すぐにヒステリックに怒鳴るなど、様々な人間の特徴には人格障害が隠れています。

「人格」と「性格」は、ニュアンスさえ違うものの、紙一重なのではないでしょうか。

例え心の中や人格に問題を持っていたとしても、「社会性」を乱す行為、すなわちここで言うストーカー行為の言い訳にはできないということです。

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