ストーカー被害によるダメージ

実際のストーカー被害は、頭で考えているよりも恐怖感が大きく、精神的にも相当なダメージが与えられます。被害者は「また電話があるのではないか」、「玄関の前に立っているかもしれない」、「ベランダに隠れているかも」といった不安が、常に頭から離れなくなります。

ストーカー被害によるダメージ(つづき)

姿を見せないストーカーの場合でも、その見えない正体が誰で、いつ目の前に現れるか分らない..といった不安も大きいでしょう。

どうすればストーカーから解放されるのか、何故こんなに怖くて辛い思いをしなくてはならないのか、様々な思考が頭を駆け巡ります。恐怖感から夜になっても眠れず、その状態が続くことで不眠症を患う場合もあります。

また、ストーカー被害から開放された後も、その恐怖感が心の傷となり、トラウマ化します。

もうストーカーには追われていないから大丈夫と頭では分っていても、反射的に思い出してしまい、被害に遭った時と同じような状況に置かれたりすると、パニックを起こしてしまうようなことも稀ではありません。

そうした状況が続くことで、心の病気を引き起こしてしまうことも充分にあり得ます。

ストーカー行為は、体験したことのない人には計り知れないほどの大きな心の傷が残るのです。世間のイメージよりも精神的ダメージははるかに大きく、長期間に及ぶのです。

ストーカー被害による複雑性PTSD

「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」という病気をご存知でしょうか。PTSDの明確な定義は、まず自らの命を脅かすような危機的状況を経験していることが挙げられます。

そしてその危機的状況に似た場面や条件に遭遇した時にフラッシュバックを起こすようになること、さらには不眠や集中困難、過剰な驚愕反応などが見られることなどとしています。

ストーカー被害を長期的に受けた場合に陥りやすいのが「複雑性PTSD」です。

夜

「命に関わる危機的体験」をしていなくても、精神的に大きな苦痛を伴う出来事を、長期間に渡り繰り返し経験することによってPTSDを発症するとされています。

このように、ひとつひとつの出来事は命への危険を伴わないが、長期的に身体的、心理的危害を加えられたことで起こるPTSDを「複雑性PTSD」と呼んでいます

ストーカーの被害による精神的被害には、まさにこの複雑性PTSDの定義があてはまると言えるでしょう。

ストーカー被害者が、事件解決後もなおストーカーからの恐怖に怯えるのは、この複雑性PTSDが関連しています。

脅迫電話や立て続けの無言電話などの被害にあったことが原因で、電話が鳴ると「ストーカーからかもしれない」と恐怖でパニックを起こすケースはとても多いようです。

また、自分の体験と似たストーカーの話を見聞きするだけでフラッシュバックを起こし、精神的に錯乱状態に陥る場合もあります。

ストーカーの被害が収まった後でも、長期的にPTSDからくるフラッシュバックに悩まされます。

他にも、身体的症状が強く出たり、感情や感受性に乏しくなったり、孤独感を感じやすくなったりと、様々な症状が被害者を長期的に苦しめる事になるのです。

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