ストーカーとは?

「ストーカー」とは、簡単に言えば特定の相手に執拗に付きまとうことや、行動の監視、一方的に接触しようとすることを言います。「好意を寄せる女性に無言電話を掛け続ける」、「好きな男性知人の部屋に忍び込む」など、映画やドラマにもストーカー行為は度々取り上げられています。

ストーカーの基礎知識

主に一般的なストーカーの印象は、「好意を寄せる異性への一方的な接触」というものが強いのではないでしょうか。

例えば、芸能人やアイドル歌手など、世間への露出度が高い著名人は被害に遭いやすいように、ストーカーというものは「一方的な好意」がエスカレートした形だとも言えます。

相手に対する好意が、破局や交際を断られることなどによって、強い恨みの念に変化した場合などにも、ストーカー行為に走るケースがあります。

最近では、幼児を狙う犯罪が多発していることからもわかるように、誘拐(身代金目的ではない)を目的としたストーカーも増加しています。

また、元夫婦や元交際相手などとの過去の恋愛のもつれから起こるストーカー被害は、最も多くの件数が報告されています。

ストーカーのタイプ

ストーカーの定義は、恋愛感情などの好意を寄せる相手に対して、度重なるつきまとい行為を重ねるというものだと前の項でお話しましたが、大まかに分けると、2種類のタイプが目立ってきます。

ストーカーのタイプを知っておくことで、それぞれへの対策を考えやすくなるはずです。そこでここでは、ストーカー行為の中で多く見られるタイプについてみてみましょう。

まず、最も一般的で、被害件数の多いタイプである「恋愛・復讐型ストーカー」です。恋愛関係がこじれてしまった事へのショックや不満などから、自分を捨てた相手への復讐や報復を目的としてストーカー行為に走るタイプです。

ストーカーイメージ

また、復讐心だけでなく、ただ「忘れられない」「いつもそばにいたい」という、単なる一方的な願望からストーカー行為に至るケースも多いとされています。

次に、「タレント型ストーカー」。その名の通り、有名人などに被害が及びやすいタイプを指します。単なるアイドルの追っかけファンであったのが、住所や電話番号を調べて追跡してしまい、ストーカーとなる..といったようなケースです。

有名人でなく、一般人も狙われることがあります。サークルや職場、学校など、グループ化した組織の中で目立つ人が狙われやすいとされています。

加害者は相手に自分の素性を名乗りますが、ストーカー行為をする時は自分の正体を隠します。身近な人が犯人だと判明し、「あの人がそんな事をする人だなんて..」と意外性にショックを受けるあまり人間不信に陥ることは、タレント型ストーカーの被害者に多いパターンです。

また、ストーカー被害としての立件は期待できず例外ですが、借金の取りたてや宗教団体、パパラッチなどのマスコミによる被害もあります。

これらは恋愛関係からくるつきまといではありませんが、違法行為かつ被害者を精神的に追い詰めるほど執拗に追い回す行為はストーカーに近いものであると言えます。

しかし、一言にストーカーと言っても、異常な行動の裏には様々な人間模様、精神状態などが背景として浮かび上がってきます。

ストーキングは犯罪行為です。一般的な良識を持つ人ならば簡単に善悪の判断がつくことも、彼らには物事の善悪が理解できなくなっているのです。

ただ「好きだから」「憎いから」という単純な理由だけでストーカー行為に走っているわけではなく、その裏をたどっていくと、必ず何かしらの要因に結びつくことが多いのです。

ストーカー行為の範囲と定義

ストーカー行為と一言に言っても、その定義とはどんなものなのでしょう?一体どこからがストーカーにあてはまり、どこまでが許される範囲なのかを考えてみましょう。

ストーカー規制法においては、ストーカーを「特定の者に対する恋愛感情を充足する目的で、つきまとい行為などをすること」と定義しています。

しかし、その「恋愛感情」というものに対しては、疑問が浮かぶところです。非常に抽象的で、曖昧な表現にもとれるものだからです。

例えば、被害を警察に届け出たとしても「メールや電話を掛けたが、恋愛感情などない。」と加害者が供述した場合、それはストーカー行為にはあてはまらないということになります。

ストーカーイメージ

元交際相手などからのストーカー被害を訴えた場合に「電話を掛けて面会をしつこく要求はしたが、目的は貸した物を返して欲しかったからだ」などと言い逃れ、規制の適用を免れた例も、過去には実際にあったようです。

ストーカーという定義にあてはめるには、「本人しか知りえない内情」というものが絡んできます。

加害者の行った行為が確かに迷惑行為であったとしても、加害者本人が被害者への恋愛感情を否認してしまえば、ストーカー行為としては成立しないのです。

被害者が精神的苦痛や恐怖を味わったにも関わらず、「迷惑防止条例違反」などで済まされるケースもあります。

迷惑防止条例違反というのは、つきまとい行為や暴力行為、ダフ屋行為、押売り行為、ピンクビラ配布行為のようなものを禁じる条例を指します。

公衆に対しての迷惑行為を防止するための条例であり、禁止による罰則はあるものの、個人的被害を取締るものとしてはやや力が弱い気がします。

迷惑防止条例はストーカー規制法と違い、都道府県ごとに罰則範囲や規制範囲が大きく異なることから、軽い処罰で済むこともあるのです。

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